虎眼先生を操作するなんて無茶な話なんですよ

シグルイゲーム化の妄想はそれこそ伊良子がばら撒いた子種より多いわけですが、ほとんどは「いかにして虎眼流になって切り刻むか」と「いかにして虎眼流に会って切り刻まれるか」に偏ってるわけです。
この流れで考えると、どうしても虎眼先生の存在がネックとなります。

大体5年ほど前の話になりますが、グラップラー刃牙TCGと言うTCGブームに乗った売り逃げ色物ゲームがありました。
地下トーナメント編が題材で、参加闘士から3人選んで先に相手を全滅させるようなルールだったんですが、作るからには当然範馬勇次郎もカード化しなければならず、かと言って忠実にカード化するとゲームバランスが崩壊するため、結局補正値が高いけど使いづらい駄目カードになってました。
ちなみに、覚えてる限りで強そうなデッキは「1人目と2人目を「後は頼んだ」と言いつつ「侠立ち」させて大量にドローし、李猛虎で相手に超ダメージを与えて瞬殺」だったと思います。

閑話休題
まぁ、要するに李猛虎最強最強キャラが居る作品はゲームバランスの問題で対戦ゲームにはしづらい、と言う当たり前な事を言いたかったわけですが、じゃあ対戦しない方向でシグルイをゲーム化するとどうなるか、と言う思考実験の果てにあるゲームを思い出しました。
「リモココロン」です。遊んだ事も無いですが。
掛川全体を俯瞰する全体MAPで各キャラクターの行動をチェック。選んだ主人公の目的を達成するために各キャラクターの行動をミニゲームによってリアルタイムで制御するわけです。例えば

  • 検校屋敷に向かう興津を無事たどり着かせるためには進行方向に居る山崎をどかせなきゃいけないから、近くに居る鈴をタンポポで誘導して山崎に後を追わせよう*1
  • 星流れ開眼の為には徳利が居るから源之助が掠め取れるように飲み屋の親父の気をそらせよう*2*3
  • 隣の数馬と同時に達しよう*4

そして全キャラクリア後に現れる隠しキャラ虎眼先生。
△、□、×で曖昧、諂い、正気を切り替えて、掛川の平和を守るため3つの虎眼に命令だ!
そして伊良子に勝てば隠しモード「魔神」解禁。
立ち塞がる検校や忠長をバッタバッタと切り伏せて憎き柳生に復讐だ!

それは剣豪シリーズのような気もしますがそれはそれで。

*1:あらゆるアングルから鈴を見ようとする山崎に気付かないようタンポポを配置

*2:横を向いた瞬間にボタンを押せば徳利ゲット

*3:「宿場で拾い集めた」とか言ってますが無傷の徳利がそこら辺に落ちてるとも思えないのであれは掠め取ったんだと思います。神速の指で。

*4:ボタン連打のタイミングでゲージを操作