TCGの話

よく分かんない内に1週間も終わり、思い返せば
親戚の子とポケパークポケモン電車に乗ったり
インスタントラーメンとうどんスープをお土産にして
顰蹙を買ったりポケパークで手に入れたポケモンカード
メッコールに練成したりうわ、碌な事してねぇ。


それはともかく、何やら新しいTCGが出るという話とか
地方のTCG事情の話をしていたら「チラシの裏にでも書け」と
言われたので日記のネタ行き。
2年近くTCGやってないけど。
毒しか吐く気は無いので「うわ、かわいそうな人がいる」と
生暖かい目で見られる人だけどうぞ。

競技プレイが出来なくて、出来るようになって、出来なくなって

ある程度大きなTCGでは「競技」と「カジュアル」と言う区分が生まれる。
もの凄く大雑把に言うと「(大きな)大会で優勝すること」を
目的としているのが前者で、あまりそう言った事に拘らないのが
後者と言った感じだろうか。
そして、ネットで見られる*1情報や意見はほぼ
「競技プレイを中心に遊んでいるプレイヤー」の視点で書かれている。*2
これらの意見はそのTCGを遊ぶのにとても有益な物となる。
特に、全国大会などで上位に入った所謂トッププレイヤーの意見は欠かせない。
それらは膨大な検証と経験と計算によって得られた物で、ほとんどの場合において
的を射ており、しばしばそのTCGの問題点を浮き彫りにし、それを直すことで
そのTCGはより良い物となる。良いTCGに「競技プレイヤー」は欠かすことが出来ない物だ。
しかし、日本全国の「競技プレイヤー」の大半が話題にすらしていないことがある。
「自分が『物理的に』(大きな)大会に出られない」と言う事実だ。
例えば、品川で朝10時から開催される大会に山口県*3から
「日帰り」で参加するのはほぼ不可能だったりする。移動手段が無いからだ。
この時点で、大きな(全国)大会に参加できる条件は「日帰りで気楽に往復できる」か
「泊りがけで行く余裕のある」プレイヤーに限定される。
これは首都圏を除く地域の小〜高校生には厳しい。子供だけで泊りがけの旅行をさせる
親も、遊びのために泊りがけで付いてくる親もそうめったには居ない。
MTGのプロツアーにいたっては海外に数日間行く必要がある。社会人でもかなり厳しい。
つまり、厳密な意味での「競技プレイヤー」はプレイヤーが思っている以上に少ないのだ。
もしかしたらプレイヤー人口の1%にも満たないかもしれない。
大多数のプレイヤーは「競技プレイヤー」と情報を共有する事で「競技プレイ」が
出来ないことを忘れたり、諦めたり、やってる気になったりしている。
結局、どんなに大規模に見えても本当の意味での当事者はほんの僅かしか居ないのだ。
そんなごく一部(恐らく数百人程度)の世界でTCGは動いている。
この「ギャップ」が、ゲームのバランスとか、運営側の手際とか、
それ以前の問題でTCGが発展しない最大の要因ではないかと思う。

愚痴るだけじゃなんなので案を出してみる

要するに「全国で優勝」と言った栄誉を目指すのに
「地域」と言う枷を無くしたい訳で、最も簡単な解決策は
大会をオンライン化することではないかと思う。
東京まで行くのは難しくても県内ならなんとかなるかもしれない。
機材*4をネット環境のある店舗*5に送って、
県毎の公認ジャッジ、もしくは出張スタッフに進行を委託すれば
少なくとも移動費や会場費は大幅に削減される。
手順を巡るいざこざやイカサマの類もある程度は防げるだろう。
音声チャットの技術があれば意思疎通も難しくは無い。
所詮素人考えなので何か穴はあるのだろうけど。

TCGに望むこと

新規プレイヤーの開拓は必須事項。
TCGの市民権を得るための努力は見て取れる。
でも日本中に居る「既存プレイヤー」の事ももうちょっと考えて欲しい。
一生付き合いたい、と思うくらいにTCGが好きです。今は。

*1:現状、TCGの情報交換の95%はネットに依存している。ぎゃざなどの雑誌はタイムラグが大きく、その他の媒体は無いに等しいか地方ローカルの物になる

*2:カジュアルプレイの視点ではそもそも(書くほどの事でもないとして)書かれないか、半ば自嘲気味に「ネタ」と言うカテゴリーに分類される

*3:地元なので例に出してみる

*4:と言っても専用プログラムをインストールしたノートPC程度で良い

*5:メーカー数社で直営のデュエルスペースを作るのがベストだと思うがその程度の環境なら公認店舗への投資と言う形で何とかなる気がする