この文章には言いがかりなどが多数含まれています。

ふと思い出して数年ぶりに寄った知り合いのサイトのチャットで
別の友人と再会し「如何に今のバキが駄目か」で話し込んだんですが
その時にふと思いました。「勇次郎とミストバーンは似ている」
どの辺が似てるかと言うと、両者の共通項として

  • 作品世界中で最強クラスである
    • 勇次郎は明らかだが、ミストバーンはダイを老人バーンの下へ送った時点では多分世界最強だと思われる
      • どうでもいいがバーンは元の体に戻るよりミストバーンを呼んで2人で攻めたほうがマシだったんじゃないだろうか
  • 最強の理由が自らの鍛錬以外にある
    • ミストはバーンの格闘能力+凍れる時の秘法の無敵防御と言う反則キャラ
    • 勇次郎は外伝の誕生エピソードと郭海皇の台詞でほぼ人外認定されてしまった
  • 強者への敬意を持っている
    • 実力的にはるかに劣る相手にも敬意を持てると言うのは中々凄い
      • 敬意を持つ理由も似通ってる気がする

等があります。
となれば他のキャラもダイ大に当てはめてみるのは当然の成り行きですが
ここでバキがかなり困った位置にいる事に気づきます。
年齢順と言うことで幼年編から見ていくと最初はバキ=初期ポップです。
町の不良100人にも負けるバキ世界ではかなりのヘタレであり
まだグラップラーの世界に足を踏み入れてません。
ここから「敗北を知る→夜叉猿と戦う→勇次郎に夜叉猿で遊ばれる」
の流れを経て一皮剥けます。ポップで言うとまぞっほ&マトリフとの出会い。
ここから時代を経て1巻の時代になるとバキ=中期ポップになります。
バランの血で復活してから死の大陸で逃げ帰るあたりまでのポップです。
急激にパワーアップしつつも上には上がいるし性格的にもまだ甘い時代。
最大トーナメント時代になるとバキ=初期〜中期ヒュンケルとなります。
たまに下手を打つけど頭ひとつ抜きん出た感じの中期から
兄貴分を抜いた状態でしょうか。自分の強さを自覚しており
ポップに比べて鼻持ちならないイメージが出来ました。
(ヒュンケルはそれを打ち消す兄貴分があったけどバキにはありません)
何だかんだ言ってもここから死刑囚編初期まではアバンの使途側に居た
バキですが、ある時を境に変貌します。悪名高いSAGAです。
ここでバキは「童貞を捨てただけで少し前に苦戦した相手を圧倒」
と言う理不尽さに加えて妙な自信を身に付けてしまいます。
つまりSAGA以降のバキ=超魔ゾンビ版ザボエラです。体内に毒流れてるし。
この辺がバキがつまらなくなった大きな要因ではないかと思います。
主人公がポップからザボエラに変わって面白いはずがありません。
さらにアライJrの存在が問題に拍車をかけます。アライJrは現在
「いきなり出てきて作中の強キャラを反応できない攻撃で瞬殺」
と言うポジションに居るわけですが、これに一番近いダイ大キャラは
おそらくキルバーンです。
しかも反撃の隙を与えないと言う点において「ダイヤの9」の罠を
床一面に張り巡らせている位の卑怯っぷりです。
つまり近いうちに「ザボエラvsキルバーン」が見られるわけですよ。
しかも明らかにキルバーンのほうが強いのにザボエラが勝つんですよ。
つまり、このまま行くと

  1. ザボエラは突如勝利のアイディア(超卑怯)が閃く
  2. ザボエラは実はメドローアが使えた
  3. ミストバーンがザボエラを助けてくれた

等の不自然な展開が必要なわけです。そして作者は不自然主義者。
そりゃつまんないよな、バキ。